【「あきたビジネスプランコンテスト」グランプリ受賞】荘野芹奈さんへインタビュー

 

 

今回紹介するのは、昨年秋に行われたあきたビジネスプランコンテストで見事学生部門グランプリに輝いた、教育文化学部学校教育課程理数教育コース3年生の荘野芹奈さん。
あきたビジネスプランコンテストとは、秋田県内における起業意識の醸成と起業家の発掘、または事業の持続的発展と新しい事業展開を促進することで、地域経済の活性化をはかることを目的として行われているものです。コンテストでは学生部門と一般部門に分かれ、プレゼンテーターが自身で考え出した事業案、プレゼンテーションスキルなどを競い合いました。

コンテストに応募するきっかけとなったのは「起業力」養成セミナーという授業を履修したことでした。荘野さんは、人に雇われるのではなく、自分で好きなことができる起業に興味をもち、授業を履修。その時に担当している先生にコンテストに応募してみないかと打診され挑戦することを決意しました。

荘野さんが提案した事業は「観光トレジャーハント ~秋田をもっとわくわくに~」だ。
これは、観光と街歩き、謎解きイベントを掛け合わせたもので、近くのコンビニや観光案内所などでトレジャーブックと観光マップを合わせたものを販売し、観光地を巡りながら謎解きに挑戦してもらうというもの。
この事業を思いついたのは、自分の経験があったからだそうです。
荘野さんは週末になると頻繁に秋田の観光地を訪れているのだが、学生たちは大型ショッピングセンターにしか行っていないという情報を友人から聞き、若者にもっと秋田の観光地に足を運んでもらい、楽しんでもらいたいという願いから、人気の謎解きゲームと掛け合わせたものを考えました。
しかし、困難はいくつもあり、教育実習の期間と重なってしまい、思うように準備の時間が作れませんでした。また、資金をどう集めるのか、値段設定、利益をどう出していくかなどの収支計画づくりにも苦労したが、困難続きの中でも続けることができた原動力は「自分の単純な興味」。そして、何か困ったことがあれば、県庁にいるアドバイザーに相談できたからであると述べていました。

実際にグランプリを獲った時の心境として自分の事業が認められ嬉しいと感じたそうです。
この経験でプレゼンテーションの能力を磨くことができたので、自分の将来に活かしていきたいと話していました。

最後に、「この事業を何としても実現したい!」と意気込みを語ってくれました。

                           (取材:佐藤、カメラ:秋山)
                                   (取材時2019年4月18日)