「“起業力”養成ゼミナール」取材①

 

 

 

「起業力養成ゼミナール」授業担当の佐藤芳仁先生からお話を伺いました。
「起業力養成ゼミナール」とは秋田大学の主題別科目授業(*)の一つで、起業についての講義をオムニバス形式で行っています。「起業力養成ゼミナールⅠ」では起業家や専門家から起業についての話を直接聞くことができます。講義スケジュールを覗くと、講師陣には秋田ノーザンハピネッツの水野勇気社長、ノリット・ジャポンの菅原久典社長、など、県を代表する著名人の名前がずらり!これまでに総勢9名の起業家と専門家(中小企業診断士や銀行員など)に講義していただいたそうです。また、「起業力養成ゼミナールⅡ」では秋田ビジネスプランコンテスト参加に向け、ビジネスプランの作成に重点を置いた講義内容になっています。
人材育成や女性活躍推進、新産業創出など、幅広い分野につながる可能性を期待し、北都銀行の寄付講座として始まったこのゼミナールは、今年で5年目。はじめは起業について全く想像できなかった学生たちも、起業家の成功談や失敗談をたくさん聞くことで具体的なイメージができるようになり、起業に挑戦してみようと思う学生が増えたそうです。佐藤先生は、「“会社を設立する起業家”を育てることだけが授業の目的ではありません。起業家精神を身につけ、組織の中で自ら革新を起こす人材を育成により、地域の文化的・経済的発展に貢献できる人材の養成を目指します。今後も北都銀行や各機関と連携して、魅力ある授業を企画していきたいと思っております」と意気込んでいました。

今後は、7月から始まる秋田ビジネスプランコンテストに参加する学生に話を聞いてみたいと思います!

(*)…幅広い知識と教養、総合的に考える力を養うために設定された科目で、全学部の学生が受講できる。

(記:荘野芹奈)取材日2019年6月20日