【オープンキャンパス】KAJIYAプロジェクト 七尾純平さん

 

 

 七尾純平さんは秋田大学で学んだ鍛冶の技術で便利な道具作りを行う学生自主プロジェクトの「KAJIYAプロジェクト」に取り組んでいます。
 七尾さんが特に力を入れているのはナイフ作り。七尾さんが作ったナイフは秋田大学OBの冒険家阿部雅龍さんも愛用しています。阿部さんの望む「極地でも使える、できるだけ軽くて丈夫なナイフ」を実現するために、選んだ素材は64チタン。この64チタンは軽くて北極のような極低温環境にも強い素材です。持ち手の部分は木だと低温下で割れてしまうため、触り心地のよい牛皮を巻いたそうです。
 鍛冶はもともと危険が伴う作業の上、夏場は特に暑さが厳しいため、体調管理の点からも一回の作業は長くても3時間と決めており、火の始末も夜中に再確認するなど注意を怠りません。木綿製の作業服や安全靴といった自分の身を守る服装にもこだわりがありました。オープンキャンパスでは、今まで製作したものを展示するなど、今までの活動を紹介するそうです。