「平成29年度高大接続教育フォーラム」を開催しました。(H29.10.27)

挨拶する伊藤成年秋田大学高大接続センター高大接続教育部門長


 

講師の荒瀬克己大谷大学文学部教授


 

聴講する参加者


 

 秋田大学は10月27日,「平成29年度秋田大学高大接続教育フォーラム」を開催した。
 このフォーラムは同大と秋田県教育委員会との共催事業として行われ,同大の教職員・学生をはじめ大学,高等学校,教育関係者らが参加した。
 第1部の基調講演では,大谷大学文学部教授の荒瀬克己氏が「教育改革としての高大接続改革」と題して,高大接続改革の目的として,次代を生きる高校生・大学生に必要となる資質・能力をいかに身に付けさせるか,そのためにはどのような学びの場を設定する必要があるのか,高大接続の本質、改革に向けた検討の状況や今後について解説。荒瀬教授が「国は高大接続システム改革会議や中央教育審議会において,大学教育の一層の改革としてカリキュラム・マネジメントを大学に求めている。次期学習指導要領の策定に向けて,高等学校を含む初等中等教育では『アクティブ・ラーニング』の視点からの学習・指導方法の改善に関する議論が行われており,大学として,どのような学生を求め,学生たちにどのような教育を行うのか,教育活動の質的向上を図ることが重要である」と話す内容に参加者は真剣な眼差しで熱心に聞き入っていた。
 会場を移動して行われた第2部のグループセッションでは,教科やテーマに分かれ,高校と大学の教育課程や教育内容,高大接続教育に関する意見や情報交換等が行われ,参加者にとって有意義で貴重な時間となった。