高校生のための研究者・研究内容紹介
国際資源学部
所属 (学科・コース・講座等) |
教員名 (職名・氏名) |
研究テーマ |
研究内容 |
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国際資源学科 資源政策コース |
教授・ 安達 毅 | 持続可能な資源供給を目指した資源経済学の研究 | 安達ゼミでは、資源経済学の観点から、金属・エネルギー資源の生産・消費・リサイクル・廃棄までのライフサイクルにおける、さまざまな社会・経済・環境にかかわる資源問題の解決を目指した研究を行っています。資源に関する理系の知見を生かして、経済学・金融工学・システム工学の手法を用いた文理融合型の研究を通じて、持続可能な資源供給を目標に世界に向けて提言を行っています。 |
国際資源学科 資源政策コース |
教授・ 縄田 浩志 | 文化人類学、社会生態学、中東・アフリカ地域研究、農村開発論 | 地域生態系に即したコミュニティ開発、環境負荷が低く社会的に公正な資源開発、資料利用に関する在来知識の応用といった、環境科学と人文社会科学を架橋する研究を行っています。「ポスト石油時代」を見すえて、社会がどれほど自立的かつ持続的でありうるかといった、地域と地球を架橋する将来像を、現場に根ざした「統合的資源管理」として提起したいと考えています。 |
国際資源学科 資源政策コース |
教授・ 三宅 良美 | ・プラグマティクス (語用論)主な研究対象言語:インドネシア語、マレー語、ジャワ語 (英語、日本語) ・言語とポライトネス (特に現代ヘブライ語) ・言語とジェンダー論 ・ポリティカル・ディスコース分析 |
言語プラグマティクスと、文化、社会・政治・経済との関連性を探っています。具体的な研究内容は多岐にわたるが、2014年以降に行っている研究は、1.ナラティブ分析:インドネシアの人々の過酷な経験の語り、感情の語りは、言語形態と関係性をもっているか。 2.言語とトランス・ジェンダー研究:日本語とインドネシア語に観察されるトランスジェンダー言語の語彙、発音、メタファー、文法の特徴を研究している。3.インドネシア語、ジャワ語における情報構造:指示語、Evidentiality,態、統語論などの面から各言語の会話を分析した。4.ポライトネス理論:「直接的で、ポライトネスに欠ける」とされるイスラエルの会話を、言語学のポライトネス理論から見てきた。 |
国際資源学科 資源政策コース |
教授・ 宮本 律子 | アフリカ言語学、異文化コミュニケーション | 価値観の異なる人々と円滑なコミュニケーションをとることのできる能力が今ほど求められている時代はないといっていいでしょう。異なる背景や価値観を持つ人々の間に起こるコミュニケーションの研究をしています。さらに、コミュニケーションの核となる言語の研究として、特にアフリカの音声言語や視覚言語(手話)を中心に調査をしています。 |
国際資源学科 資源政策コース |
准教授・ 藍澤 淑雄 | アフリカにおける農村・鉱山コミュニティの研究 | 最近従事している研究の目的は、①アフリカの農村・鉱山コミュニティの社会構造を明らかにしたうえで、コミュニティが直面する問題の背後にある影響要因を解明することです。さらに②農村・鉱山コミュニティが抱える諸問題の解決のための政府のガバナンス、政策や戦略、そしてそれを実施する行政の構造と機能についても検討しています。これによりアフリカの農村・鉱山コミュニティにおける貧困問題などの解決に資することを目指しています。 |
国際資源学科 資源政策コース |
准教授・Alan Bessette | CALL (Computer Assisted Language Learning) | My main research interest is in how technology, mainly computers, can help students learn language. My research has been in how to train learners to use technology effectively. They need training in how to use the technology and how to develop learning strategies. |
国際資源学科 資源政策コース |
特任准教授・小山 健一 | 石油法・鉱業法、資源開発合弁事業契約論、交渉学、資源動向論 | エネルギー・鉱物資源の輸入依存度がほぼ100%の我が国で,民間企業が海外でそれら資源の開発・生産権益を取得する際に,遵守を義務付けられる各国石油法・鉱業法,並びに石油・マイニングメジャーとの合弁事業契約について,夫々の概要と重大な課題,改善の方向性,交渉の方法を,背景となる世界の資源動向と併せ,各法規契約やトラブルの実例に基づき研究しています。 |
国際資源学科 資源政策コース |
准教授・田所 聖志 | 天然資源開発地に対する地域社会の適応戦略 | 人類は、急激な社会変化に直面した時、既存の文化的仕組みを活用して対処してきました。日照りや長雨などの災害発生時に、親族関係に基づいて余剰作物を不足する集団に分配する対処は、人類史上各地で見られました。私の調査するパプアニューギニアの天然ガス開発地では、現金普及による食生活の変化、収入格差の発生、外部から来た労働者や企業と地元の人々との間の軋轢の発生などが見られます。私は、文化人類学の手法を用いて天然資源開発のもたらす急激な社会変化を具体的に明らかにし、その変化に対する人々の文化的な適応戦略を解明することを目指しています。 |
国際資源学科 資源政策コース |
講師・伊藤 豊 | 途上国における持続可能社会の構築に関する経済評価 | 環境経済学や実験経済学の考えを用いて、主に途上国における技術導入や経済政策の評価に関する研究を、現地調査によって得られたデータを用いて分析しています。 ・主な研究内容 ①ネパール無電化地帯での水道の設置に関する経済実験 ②ペルー鉱山開発地帯における環境汚染対応政策 ③ジブチ乾燥地の遊牧民を対象とした緑化政策評価 ④カンボジア遺跡郡保全システムの経済実験 ⑤カトマンズの幼児を対象とした大気汚染の環境影響評価 |
国際資源学科 資源政策コース |
講師・稲垣 文昭 | 国際政治から見たエネルギー資源問題 | 我々の日常生活に不可欠な石油の値段は何故乱高下するのか。エネルギー資源の安定確保はどのようにすれば可能なのか、などの疑問を出発点として、主にユーラシア大陸におけるエネルギー資源を巡る対立について、その原因や解決手段について国際政治の観点から研究しています。その上で、地球規模での統治秩序である「グローバル・ガバナンス」のあり方を模索し、日本が国際政治の場裏で取るべき施策・戦略についても考えています。 |
国際資源学科 資源政策コース |
助教・Jason Tacker | technology use and teaching | I study about the use of technology in classrooms by teacher to understand if technology is useful or not useful. I use many kinds of technology such as computers, electronic dictionaries, ketai and iPad. I am also trying to create an iphone application for learning English to study abroad. |
国際資源学科 資源地球科学コース |
教授・Antonio Arribas | The science of mineral deposits and it's application to exploration and mining. | The study and documentation of the physical and chemical characteristics of metal deposits (Cu, Au, Ag, Zn, Pb, Sn, W, Bi, etc.), in order to better understand their origin and evolution. Application of the lessons learned to make the exploration for and the exploitation of metal deposits more effective and efficient. Education and training on the science and practice (exploration) of mineral deposits. |
国際資源学科 資源地球科学コース |
教授・荒戸 裕之 | 油田・ガス田・シェールオイル・メタンハイドレート等の新しい探査技術の開発 | 太陽光などの再生可能資源に注目が集まる現代においても、石油や天然ガスは私たちの豊かな生活に不可欠のエネルギー資源です。これらの可燃性エネルギー資源は地下深部や深い海底下にあるために、現代地球科学の最先端知識をもってしても簡単に見つけ出すことはできません。しかも、日本列島や周辺の海域、あるいは世界各地にもまだ探査できていない地域海域が残されています。これらを効率よく調べ、新発見を導き出すために、新しい技術や考え方を多方面から研究しています。 |
国際資源学科 資源地球科学コース |
教授・大場 司 | 火山活動と資源:御嶽山噴火に隠された秘密 | 甚大な被害をもたらした平成26年御嶽山水蒸気噴火をはじめ,日本国内や東南アジアなどの火山活動調査を行っています。御嶽山噴火に似た噴火の痕跡を各地で発見し,そのような噴火と金属鉱床の形成環境が密接に関係していることを解明します。 |
国際資源学科 資源地球科学コース |
教授・佐藤 時幸 | 超微小化石を使って地球の歴史を復元する | 海洋に堆積した泥岩には1g中数百億個の微小化石を含みます。この特徴を生かし,世界各地の海洋底から採取した約4万点の試料や,世界の油田地下深部から採取された試料の微小化石を解析し,地球が数億年前から現在までに経験した様々な環境変動や石油資源形成のメカニズムについて研究を行っています。また,共同首席研究員として実施した国際深海掘削プログラムでは過去200万年間の地球の環境変動を詳細に総括しました。 |
国際資源学科 資源地球科学コース |
教授・渡辺 寧 | 鉱物資源の評価,成因に関する研究 | 地球内部でのマグマ活動,熱水作用,地球表層での風化,堆積作用等の過程で元素や鉱物がどのように移動・濃集し鉱物資源を形成するかを研究しています。また社会の求める元素や鉱物がどこにどれだけ存在するか,資源として利用できるものかどうかの判定,利用可能にするための方策の探求も行っています。 |
国際資源学科 資源地球科学コース |
准教授・Stephen Obrochta | 古環境、古気候、古海洋復元 | 私は日本国内の湖や陸から遠く離れている太平洋、大西洋などで調査を行っています。数ヶ月掘削船で滞在する場合もあります。得られる堆積物は昔の気候変動についての貴重な情報を保存しています。例えば、氷床の消長のタイミング、海水温や海水順の変化を明らかにできます。 |
国際資源学科 資源地球科学コース |
准教授・越後 拓也 | 天然鉱物の生成過程および生体鉱物の機能に関する研究 | 地球の固体部分を構成する最も基本的な物質である「鉱物」の研究を行っています。研究対象となる鉱物は、高温のマグマが冷え固まってできた鉱物から植物細胞の内部でつくられる鉱物まで様々です。野外で採集してきた鉱物の化学組成や結晶構造を分析するのはもちろん、実験室で天然環境を再現した鉱物合成実験を行うこともあります。こうした研究を通して、地殻内部や地球表層で起きている現象、あるいは生体内で鉱物が担っている役割を原子レベルから明らかにすることを目指しています。 |
国際資源学科 資源地球科学コース |
准教授・千代延 俊 | 地下を探査する学問 | 化石や化学,物理の手法を用いて地下の地質の状態を調べています。地下地質を調べることによって地震発生メカニズムを解明する研究や石油・天然ガス資源の発見に繋がる研究を進めています。 |
国際資源学科 資源地球科学コース |
准教授・山﨑 誠 | 地層の観察と微小な化石の分析による地球環境の復元 | 地層の詳しい観察や地層の中に含まれる微小な化石の分析から,私たちの暮らす地球のかつての環境を復元します。人類活動に必要な資源が,地球の歴史の中で,いつ頃・どのような環境で生成されるのかを明らかにする研究をしています。 |
国際資源学科 資源地球科学コース |
講師・西川 治 | 岩石鉱物の破壊と変形 | 断層や褶曲構造の観察と実験等によって、岩石鉱物の破壊と変形について調べています。得られた知見をもとに、地形や地質構造の発達過程の復元や活断層の活動評価など、過去と現在の地殻変動を解明することを目指しています。 |
国際資源学科 資源地球科学コース |
助教・緒方 武幸 | 花崗岩からみた金属地下資源と資源量評価 | 花崗岩は,その色彩と模様の美しさから石材として多く利用されています。しかし,この花崗岩は単に石材としてだけでなく,金・鉄・銅などの金属元素の鉱床の形成に重要な役割を果たしています。地球上には数多くの花崗岩が分布していますが,全ての花崗岩に鉱床が伴う訳ではありません。そこで,鉱床を伴う花崗岩と伴わない花崗岩の違いは何か?という問題について,鉱床学だけでなく,岩石学や地球化学の手法を用いて研究を行っています。 |
国際資源学科 資源地球科学コース |
助教・高橋 亮平 | 金属鉱床学:金属資源の生成機構の解明 | 私たちの研究室では、金や銀などの貴金属、銅や鉛、亜鉛などのベースメタル、その他のレアメタル等、金属鉱床が、どのように形成されたのかを明らかにする研究を行っています。どのような地質学的なプロセスによって、これらの資源が形成されるのか、鉱床が生成するために、どのような地質学的な出来事があったのかを明らかにします。得られた知見は、新しい資源探査や資源開発の指針として役立てられます。 |
国際資源学科 資源地球科学コース |
助教・星出 隆志 | 海洋プレート誕生の現場をさぐる | 地震や火山噴火の原因となる日本列島に沈み込む海洋プレートは、東太平洋に南北に連なる「中央海嶺」と呼ばれる海底火山の地下で作られています。最近、米国の科学掘削船により、中央海嶺のそばで誕生したばかりの海洋プレートから、奇妙な縞模様を持つ「斑れい岩」という岩石が世界で初めて掘削採取されました。この「模様」を、最新の分析機器を使って化学分析し、海洋プレート誕生の謎を明らかにしようとしています。 |
国際資源学科 資源開発環境コース |
教授・石山 大三 | 元素循環に基づく元素濃集と拡散の研究 | 地殻上部での流体や水の移動に伴う元素循環機構の解明と金属元素の濃集と拡散の研究を行っています。その応用として資源の形成機構の解明や環境影響評価手法の開発を行っています。 |
国際資源学科 資源開発環境コース |
教授・今井 忠男 | コンクリートの中に入れる丸い砂の製造方法について | コンクリートはセメントが3割と骨材と呼ばれる砂利・砂が7割でできています。しかし、環境規制で天然の砂が採取できないため、人工的に岩盤を砕いて砂利・砂を作り、ジェット流を利用して微細な粒子を丸く研磨する技術を開発しています。 |
国際資源学科 資源開発環境コース |
教授・川村 洋平 | スマートマイニングの 構築 |
ICTを活用した次世代の”高度情報化鉱山操業”(スマートマイニング)を開発する研究を行っています。人工知能(ディープラーニング)やAd-hoc通信といった最先端のソフトコンピューティング技術を鉱山工学に適用し,安全・高効率な鉱山操業を目指します。また,鉱山VR(バーチャルリアリティー)システムの開発も行っています。 |
国際資源学科 資源開発環境コース |
教授・柴山 敦 | 都市鉱山を含む資源生産・分離技術の開発 | 鉄や銅、レアメタルなどの金属は鉱物資源から生産されます。大切な資源に変わりはありませんが、現在、地球上の天然鉱石は低品位化、劣質化が進み、次世代を見越した分離技術が必要になっています。資源を安定して供給するためには「都市鉱山」からの回収、いわゆるリサイクルも重要です。このような背景のもと、天然あるいは人工的に生産された資源を効率よく、かつ持続的に生産・利用するためのハイブリッドな研究開発を進めています。 |
国際資源学科 資源開発環境コース |
教授・長縄 成実 | 石油・地熱開発のための掘削技術の開発 | 新たな石油・天然ガス資源の探究、次世代再生可能エネルギー「超臨界地熱発電」実現のために、より深く、より高温・高圧の地下を目指した高度な掘削技術に関する統合的な研究開発を行っています。 |
国際資源学科 資源開発環境コース |
教授・藤井 光 | 地中熱利用システムの普及促進を目指した技術開発 | 地球温暖化は人類にとって深刻な問題ですが,地表近くの地盤が持つ「地中熱」を利用することにより温暖化を軽減でき,さらにヒートアイランド現象も緩和できます。しかし,地中熱の利用には井戸を掘る初期コストが高いという問題点があり,国内ではあまり普及が進んでいません。そこで,我々は,フィールド試験や数値シミュレーションなどを通じて,低コストかつ環境負荷の小さいシステムを提案するための研究を行っています。 |
国際資源学科 資源開発環境コース |
准教授・小川 泰正 | 重金属類による環境汚染について | 主に重金属類による土壌や河川の汚染についての調査、研究を行っています。その中でも、日本一の酸性度を誇る秋田県玉川温泉由来の有害元素の河川水中での拡散、河川流域への分布に関して、分子、イオンレベルで調査しております。その他にも、資源産出国の鉱山開発に伴う河川流域や土壌汚染についての研究も行っています。 |
国際資源学科 資源開発環境コース |
准教授・川村 茂 | 世界トップを目指すリサイクル製錬技術開発 | 秋田県は有数の鉱山県であり、かつ黒鉱と呼ばれるCu,Pb,Zn,Ag等含む複雑硫化鉱の選鉱、製錬を長い間行ってきた。この技術を用いてリサイクル製錬へ大きく舵をきったのが近年の流れである。 周期律表に見られるように現時点、元素数は118で、そのうち22の元素が秋田県内の非鉄製錬所群でリサイクルされている。世界でも極めて注目されている箇所である。この回収元素数を増やすことと、効率的かつ環境に配慮したプロセスをフィールドと協力しながら研究・開発を実施している。 |
国際資源学科 資源開発環境コース |
准教授・木崎 彰久 | 環境保全型資源開発のための岩盤工学に関する研究 | 自然エネルギーとして現在普及が進められている温泉発電・地熱資源開発における配管内スケール対策を目的としたウォータージェットデスケーリング技術の開発,環境低負荷エネルギーとして注目されている水溶性天然ガス資源開発に関するウォータージェットパーフォレーション技術開発,深部地殻熱抽出や低品位資源開発等を目的とした岩盤内透水性向上およびき裂遮水性向上法に関する研究等,環境保全型資源開発のための岩盤工学に関する研究を行っています。 |
国際資源学科 資源開発環境コース |
准教授・高崎 康志 | 銀および銅電解に及ぼす都市鉱山由来不純物元素の影響 | 鉱石から金属を製造する”製錬”分野では、都市鉱山由来の二次原料に関する問題が発生しています。二次原料中には鉱石にあまり含有されていない元素が多く含まれており、従来考慮しなくても良かった元素が様々な問題を引き起こしています。私の研究では、各種不純物が銀や銅の電解に及ぼす影響について調査しています。悪影響を及ぼす元素を見出すことで操業トラブルを回避したり、新規プロセスの開発に挑戦しています。 |
国際資源学科 資源開発環境コース |
准教授・筒井 智樹 | 地震学を応用した手法による地下構造の研究 | 人工的に発生した地震波あるいは自然に発生した地震波を観測して地下構造や地下における物質の動きを探る研究にたずさわっています。近年は鹿児島県桜島火山で地震学的実験を繰り返し、火山噴火にともなうマグマの動きの検出に成功しました。 |
国際資源学科 資源開発環境コース |
准教授・芳賀 一寿 | 高度資源処理技術の開発に関する研究 | 有害な不純物(ヒ素など)によって汚染されているため開発に着手できない資源(未利用資源)を有効利用するための分離技術の開発に関する研究を行っています。その他、電子機器廃棄物(E-waste)のリサイクルに関する研究や、特定の金属を選択的に抽出するための金属抽出剤の創成に関する研究も併せて行っています。 |
国際資源学科 資源開発環境コース |
准教授・別所 昌彦 | 鉱山廃水に含まれる 有害金属の除去と回収 |
世界中の金属鉱山において、様々な金属を含む酸性の鉱山廃水による周辺環境の汚染が問題となっています。この環境汚染防止対策として、おもに水質浄化を目的に鉱山廃水の処理が行われています。しかし、廃水中に存在する有用な金属を回収する事は、資源の少ない日本にとって大変重要です。この研究では、自然界に存在する天然高分子ゲルを用いて、廃水中に溶けている金属を吸着して回収する方法について取り組んでいます。 |
国際資源学科 資源開発環境コース |
准教授・別所 昌彦 | 太陽電池シリコン原料となる高純度シリカの精製 | 21世紀に入り世界の一次エネルギー消費量が急激に増加している現在、再生可能エネルギーへの転換が模索されています。そのなかで注目される太陽光発電では、電気に変換するシリコン太陽電池などが必要となり、その普及には原料となる高純度シリカの安定供給が不可欠です。この研究では、新たな太陽電池用シリコン原料として、自然界に存在する非晶質シリカ資源を用いた高純度化プロセスの開発について取り組んでいます。 |
国際資源学科 資源開発環境コース |
助教・阿部 一徳 | 地中に埋蔵される石油の回収量増加に関する研究 | 通常の原油生産では、油層内に埋蔵されている原油のうちの20%程度しか回収できず、多くの原油が油層内に残存することになります。本研究では、この原油回収量を改善するために、調整塩水・ガス・ケミカル・ポリマー流体を油層内に圧入する方法を検討しています。高圧容器を用いた流体流動実験やコンピュータシミュレーションによる解析を行うことで、油層内における流体の挙動を予測し、原油の高効率な生産手法の確立を目指しています。 |
国際資源学科 資源開発環境コース |
助教・坂中 伸也 | 地表から地下深部までを地上にいながらも詳細に調べる研究 | 地下の状態や構造を知りたいとき,実際に掘削するのが確実な方法です。しかし,実際に掘削するには労力や費用が必要だったり,埋没文化財などのように掘削することによる破壊を避けなければいけないことがあります。また,現時点で人類が地下を掘れる深さには限界があります。電流や電磁波,または磁気や重力を用い,地表近くから地下100km程度までの構造を詳細に探査するための研究を行っています。地下探査は,資源開発,土木建築,地震・火山防災,地熱調査,文化財調査,地質調査や地球科学の解明など幅広い応用が期待され,活用されています。 |
国際資源学科 資源開発環境コース |
特任助教・Kofi Adomakoansah | Transport and accumulation of metals in mineral deposit systems | Mineral deposits form in different regions of the earth and under different conditions. I carry out geoscientific research to understand and generate models for these mineral deposit systems that could be useful for mineral exploration and discovery of new deposits. Mainly, I apply mineralogical and various geochemical tools of investigation to conduct my work. Two of such deposit systems that I am currently working on are (1) Orogenic gold deposits and (2) Massive sulfide deposits. In addition, under the Akita University Leading Program, I support and guide graduate students in the skills of data collection, interpretation and presentation of their results. |
国際資源学科 資源開発環境コース |
特任助教・若狭 幸 | UAVリモートセンシングを用いた地球環境や防災・災害に関する研究 | 高波長解像度のハイパースペクトルカメラを搭載したUAV (いわゆるドローン)を用いて環境汚染評価や地質判読を実施しています。主にセルビア共和国の銅鉱山周辺の環境汚染の広域評価を,本手法と他の衛星画像を用いたリモートセンシング解析結果,地球化学的手法で得られた現地データと比較しながら実施しています。国内では崩壊地や地すべり地において即時的に地質判読できる手法を構築するための基礎データを収集しています。 |
国際資源学科 資源開発環境コース |
特任助教・Altansukh Batnasan | Recovery of valuable metals from natural resources and electronic waste | My research aims to develop more efficient and eco-friendly methods for recovery of valuable metals, including precious and base metals from natural ores and waste electrical and electronic equipment. The focus of current studies is to extract gold from waste printed circuit boards by using iodine-iodide leaching and precipitation. |