インフォメーションセンター企画展「北東北・北海道の鉱石と海外鉱業研究会の紹介」の特別企画としてギャラリートークを実施

 

鉱山と鉱石の解説をする様子

 

会報誌を見せて説明をする左部さん

 

 秋田大学は11月21日、手形キャンパスのインフォメーションセンターで、企画展「北東北・北海道の鉱石と海外鉱業研究会の紹介」の特別企画として、海外鉱業研究会会員によるギャラリートークを実施しましたた。企画展では本学のサークルである海外鉱業研究会の協力により、北東北や北海道の鉱山の紹介や採掘されていた鉱石の実物を展示しており、創立50年以上となる同研究会の歴史や活動などを紹介しました。 
 講師の同研究会会員で工学資源学部4年次の左部翔太(さとりしょうた)さんは、同研究会が昭和36年に創立され、海外旅行が一般的ではなかった時代ということもあり、何ヵ月もかけて船で渡航したこと、訪問先の鉱山で研究を兼ねて働きながら収入を得て旅費にあてていたことなど、様々なエピソードを交えながら同研究会の成り立ちや活動の歴史について語りました。
 また、展示している鉱石について、「北東北や北海道をはじめ日本はかつて鉱山資源に恵まれていた。また、鉱物は海底の火山活動により形成され、鉱山は鉱床の成り立ちの違いからいくつかに分類される」と解説しました。
 創立初期の会報誌や渡航先での写真などの資料を手に取ってじっくり見入る参加者の姿もあり、「鉱物が地球の火山活動がもたらした天然資源であることを改めて認識した」などの感想がありました。