『秋田大学「地(知)の拠点整備事業」フォーラム2014 in 北秋田』を開催しました。

 

挨拶する澤田賢一学長

 

事業報告の様子

 

質疑応答・意見交換の様子

 

阿仁中学校の生徒による「阿仁からめ節」踊り

 

 秋田大学は北秋田市と共催で平成26年11月21日(金)、北秋田市阿仁ふるさと文化センターで『鉱山の隆盛がもたらした阿仁文化の現代への活用』をテーマとしたフォーラムを開催しました。

 このフォーラムは、平成25年度文部科学省の新規重点補助事業「地(知)の拠点整備事業」の一環で、事業内容の報告などを通じて広く県民の皆様に本事業の取り組みを発信することを目的としたものです。
 平成26年度は事業参画自治体の一つである北秋田市を会場に、地元住民や自治体の職員、大学関係者ら約200名が参加しました。

 はじめに、澤田賢一学長、北秋田市の津谷永光市長が挨拶。続いて、高知大学教育研究部の荻慎一郎教授を講師にお招きし、「江戸時代の阿仁鉱山と地域」と題した記念講演を行いました。荻教授は、幕末までの銅山の歴史と阿仁地域の暮らしなどについて解説しました。
 後半は、「鉱山の隆盛がもたらした阿仁文化の現代への活用」をメインテーマに、秋田大学の教職員3名がこれまでの取り組み内容について事業報告をしました。教育文化学部の志立正知教授は「地域連携型人材養成の試み~阿仁を舞台とした事例~」と題して、同学部の篠原秀一教授は「地域資源の可視性と日常:発掘・再発見とその商品性」と題して、国際資源学部の千田恵吾技術専門員は平成26年度阿仁郷土文化保存伝承館と連携して開催した3回の企画展について、それぞれ紹介・報告しました。
 最後に、鉱山で栄えた阿仁地区の伝統芸能のうち「阿仁からめ節」を、平成25年度のCOC事業でモーションキャプチャーを使って収録した3D映像とともに、地元の阿仁中学校の生徒9名に踊っていただき、伝統文化の継承に向けた取り組みについて発表しました。