北秋田分校「珪藻土冷却アイテム開発事業」 珪藻土の利活用について話し合いました。

珪藻土の特性を説明する小川准教授

 

「珪涼玉(ひんやりだま)」の説明

 

 北秋田市の地域資源である珪藻土を活用して、付加価値のある新たな製品開発をめざそうと、北秋田分校では「珪藻土の特性を活用した冷却アイテム開発事業」に取り組んでいます。この事業は地元の自治体や企業、金融機関などを巻き込み、地域発の活動へと広がってきています。
 その製品開発アイデアを市民目線で考えようと北秋田市役所が呼び掛け、秋田大学産学連携推進機構と北秋田分校が協力して「珪藻土の利活用市民分科会」が立ち上げられ、11月25日に初会合が開かれました。
 会合では初めに虻川北秋田市副市長の挨拶があり、続いてこれまでの取り組みや珪藻土特性研究の概要、製品開発のねらいについて秋田大学産学連携推進機構の小川准教授が説明しました。小川准教授は「昨年度は主に有識者検討会で特性活用を考えてきたが、今後は市民目線でどのような利用ができるか、また利用をしてみたいかというアイデアをどんどん出してほしい」と述べ、秋田大学と地元企業が試作した冷却アイテム「珪涼玉(ひんやりだま)」を参考例として紹介しました。
 参加した市民からは「説明を聞いて建材など一般的な利用以外にもいろいろと案が浮かんだ。今後の会合でアイデアを出していきたい」などの前向きな発言が聞かれました。
 会合は今年度2月までを予定しており、月に1回程度集まることとしています。