秋田大学北秋田分校長が内陸線フォーラムでパネリストを務めました。

意見を交わしたディスカッション

 

発言する濱田純北秋田分校長

 

 1月10日(木)、北秋田市阿仁ふるさと文化センターにおいて、「秋田内陸線と地域のかかわりを考えるフォーラム」が開催され、沿線住民ら約130名が出席し、講演やディスカッションを通して内陸線の今後のあり方を探りました。

 濱田分校長は、「内陸線と沿線地域のいままでとこれから」をテーマに行われたディスカッションにパネラーとして参加し、地域沿線で存続や乗車運動に取り組んでいる団体の代表ら11名と活発な意見交換を行いました。

 この意見交換では、「地域の背骨である内陸線は、学生や地域の人々や文化を集める可能性をもっている」「歴史、町の情報、伝統など素材を掘り起こして発信することが重要」「すべて会社にお願いするのではなく、自分たちでできることをしてみる」「内陸線を地域の基幹産業にし、地元に役にたつことを第一目標にやっていく」などの意見が出され、沿線住民らも議論に参加しながら、内陸線の今後について考えました。

 このほか、公募で社長に就任しているいすみ鉄道株式会社代表取締役社長の鳥塚亮氏と山形鉄道株式会社代表取締役社長の野村浩志氏が講演を行い、ローカル線にかける思いや取り組みなどを話しました。このうち鳥塚社長は、「ローカル線はツール。ローカル線の新しい使い方で観光客をどう呼び込むかを地域と鉄道が一体となって考えてもらいたい」と強調し、参加者たちは熱心に耳を傾けていました。