秋田大学オリジナル米「ほたるひめ」プロジェクト スタート
1回目「棚田田起こし・堰上げ作業」を行いました

 

 

 

 

 

 この事業は、田植えから稲刈りまでの作業を一貫して行い、里山ならではの生態系に触れ里山に支えられて生きていることを感じ取ることや現在の農業が抱える耕作放棄地の課題も学び取り、ふるさと再生について考えていくことを目的に、秋田森のテラスと協働で平成26年度から取り組んでいます。4年目となる今年は「秋田大学オリジナル米『ほたるひめ』プロジェクト」と事業名をリニューアルし活動していきます。(昨年度までは「ふるさとの風景に学ぶ‐米づくりで紡ぐ心と自然‐」という事業名で活動。)
 今年度1回目の活動として15名の学生が参加し、棚田の田起こし作業などを4月29日(土)、30日(日)の2日間にわたり行いました。
 初日は棚田の田起こし作業を行いました。昨年の稲刈り後に残った稲株を掘り起こし今年の田植えに備えました。2日目は、地域の方々と一緒に田んぼに流れていく水路にたまった落ち葉などを取り除く「堰上げ」と呼ばれる作業をしました。この地域では、例年、農繁期前に地元の方々が集まってこの作業を行います。田んぼにとって良質な水を流すために欠かせない作業です。急斜面の山頂から麓まで結構な長さのある堰上げは、学生にとっても重労働です。この4年間、毎年この作業を地域の方々と協働で行っており、地域では秋大生の作業日に合わせて堰上げの日程を組むなど地元でもすっかり恒例事業になりました。作業前の水路は、砂や落ち葉などで水が流れにくい状態でしたが、作業後は見違えるように綺麗になり、学生達も2日間の日程を達成感とともに締めくくりました。
 次回は5月に田植えを行います。