平成29年度 秋田大学COC+事業 秋田大学・男鹿市共催
「セルフケア講座(コグニサイズで認知症予防)」のテレビ取材が行われました!

 11月9日(木)、男鹿市で行われている「セルフケア講座(コグニサイズで認知症予防)」において、ABS秋田放送のテレビ取材が行われました。この講座は秋田大学と男鹿市の共催により、6月から2週間に1回のペースで同市保健福祉センターにて開催しており、今回撮影した内容は「知っとく医療のつぼ」(11月19日(日)午前7時20分~)で一部使用されます。

 第11回を迎えたこの日は、次回から上級編へレベルアップするのを前に、中級編の総仕上げを行いました。まず健康チェックや入念なストレッチをした後、音楽に合わせてステップ台を昇降する有酸素運動を行い、しっかりと体を温めました。途中、休憩を挟み脈拍計測や水分補給をし、参加者の体調を伺いながら進められました。

 コグニサイズ中級編では、ステップを踏みながら数字をカウントし、3の倍数の時は「手を挙げる」「手拍子をする」といった課題を行い、その後「数字を逆からカウントする」といった課題を増やして行われます。また、コグニラダーと呼ばれる4色の運動療法用具を使い、赤色の時は用具の外を踏むなど、足踏みの位置を変える課題を行うなど、慣れさせない工夫が随所に施されています。参加者は、難易度が上がっていく課題に集中して取り組みながら、時に間違えて笑い合ったり、参加者同士で教え合ったりと、コミュニケーションも深まっていくようでした。
ストレッチをしている姿は軽やかで、ステップを踏む足取りも力強く、初級編を行っていたときと比べ、明かな変化が見て取れました。

 コグニサイズはメディアで取り上げられることも多くなり、今非常に注目が高まっています。それに伴い、各市町村からの問い合わせも増え、今後ますます認知症予防の取り組みとして浸透していくことが期待されます。参加者からは「今日は膝が痛かったが、どうしても来たくて来た。休み休み行ったが、楽しかった。」という声が聞かれましたが、認知症予防としてはもちろん、地域のコミュニケーションを深める取り組みとしてもますます期待されています。

柔軟体操の様子
テレビ取材の様子
 
難易度が上がるコグニサイズ
コグニラダーを使った運動