平成29年度 秋田大学COC+事業
第2回秋田就職サポート会議を開催しました。

 1月31日(水)、秋田商工会議所ホール80において、平成29年度第2回秋田就職サポート会議を開催しました。
 昨年8月に引き続き、本年度第2回目となる今回は、平成30年度卒業予定者の就職活動が本格化する前に、COC+の関係大学と事業協働機関並びに関係団体の担当者が一堂に会し、情報共有を図りながら、今後の対策の強化、拡充について協議するため開催しました。
 はじめに、平成29年度卒業予定者の就職動向について、各大学から説明がありました。今年は例年に比べ更にスピード感が増し、首都圏や関西都市部企業の採用意欲が旺盛で、昨年夏頃には就職を希望する学生のほとんどが内定を得ていたため、県内就職率は大変厳しい状況であることが報告されました。また、平成30年度卒業予定者の就活スケジュールについて、ハローワークの求人公開が6月から4月に変更になったことなどの情報が共有されました。

 続いて、各大学・事業協同機関等の取組実績及び今後の事業計画について、以下のような現状報告や意見が出されました。

  • 秋田ものづくりオープンカレッジや秋田大学と県内企業による情報交換会等を開催し、好評を得た。(秋田大学)
  • 企業説明会やバスツアーなどの試みを行っているほか、「ジョブシャドウイング」では効果をあげてきている。(県立大学)
  • 地域教育プログラムの着実な実行とインターンシップや企業説明会について強化している。(秋田高専)
  • 就職担当者が県内企業への理解を深める取組や地域理解深化の促進プログラムのほか、県内インターンシップに参加する学生への経済的支援や新たな流入人口を生むための活動なども行っている。(国際教養大学)
  • 就活情報サイト「KocchAke」で就職支援イベント等を発信し、業界研究会やセミナー、交流会などを開催している。インターンシップのガイドブックを作成したほか、奨学金返還助成、就職応援のための「秋田GO!ENアプリ」も配信している。(秋田県あきた未来創造部)
  • 中小企業向けのセミナーやIoTやAIをテーマとしたイベントのほか県内企業の新入社員研修等を行う予定となっている。(秋田県情報産業協会)
  • 各大学の新年度のイベント等は企業に対して積極的に広めていきたい。秋田の魅力を知るための「秋田ふるさと検定」の学生周知にもご協力いただきたい。(秋田商工会議所)
  • Aターンフェアに県内学生も参加してもらっている。企業に対してはブースの作り方などの説明会を開いている。1DAYインターンシップ等も開催してもらえれば学生も参加しやくするのではないか。(秋田ふるさと定住機構)
  • 会員企業に対する「KocchAke」やインターンシップについての情報提供や、採用情報の早めの発信も促したい。(秋田機械金属工業会)
  • 早い段階で採用情報の早期化、短期化に対応する必要がある。秋田県の魅力をいかに伝えるかということも重要。(秋田県産業労働部) 等


出席者から多くの事例が出され、互いに参考になる取組について情報交換することができ、非常に有意義な会議となりました。最後に、経済界・企業には対しては大学とこれまで以上に積極的なコンタクトをとっていただくことをお願いし、COC+関係機関全体で連携を図ってくことを確認し、閉会しました。