平成30年度 COC+事業
第1回秋田創生COC+協議会を開催しました。

7月17日(火)、秋田大学本部管理棟3階第1会議室において、第1回秋田創生COC+協議会を開催しました。同協議会は、秋田大学をCOC+大学(事業責任大学)とするCOC+事業について、事業協働地域(秋田県)が一体となって取り組むための「協議の場」として設置されており、発足から今年で3年目を迎えます。

はじめに、本学の山本文雄学長が「県内就職率について、高い数値目標を掲げて取り組んでいるが、大変厳しい状況にある。大学の取り組みを成果に結びつけるためには、行政・経済界の理解と協力が必須である。連携した取組に向け、忌憚のないご意見、ご提言をいただきたい。」と挨拶しました。

引き続き、事務局から平成29年度COC+事業実績の報告や平成30年度事業計画について説明がありました。また、秋田県からは県内高等教育機関卒業生の県内定着に向けた取組として、あきた回帰キャンペーンの展開や奨学金返還助成制度、就活情報サイト「こっちゃけ!」等について紹介がありました。
これらの報告や説明を受け、出席者からは次のような意見や質問がなされました。

○秋田に残ってどう貢献していけるのか、学生に対して企業側も働きかけなければならない。
○県の奨学金返還制度等を大学で周知する機会はあるのか。参考事例や若手経営者の情熱を伝える企画も併せれば学生のモチベーションになるのではないか。
○秋田に残りたいと希望する学生に絞り込んで、徹底的にヒアリングし、企業とマッチングしていく方が現実的ではないか。
○大学でどういった分野の学生を育成しているかについて情報提供するとともに、企業別にどういった学生を採用するのが的確かについて提案できる情報交換会であれば、マッチングが進めやすいと思う。
○ジョブシャドウイングには期待している。秋田への愛着を深める「地域学」や「秋田学」についても、今後、更に取組を強めてもらいたい。

最後に、山本学長が「いただいたご意見を参考に、モディファイできるものはしていきたい。」とまとめ、大学と事業協働機関が一体となって、今後も目標達成に向けて協力していくことを確認しました。


協議会の様子

(秋田大学・山本学長)

(秋田県・堀井副知事)

(秋田商工会議所・三浦会頭)