令和元年度 秋田大学COC+事業
聞き書きボランティア養成講座を開催しました。

7月5日(金)秋田県自治研修所において、聞き書きボランティア養成講座を開催しました。
昨年度に引き続き、聞き書き作家の小田豊二先生を講師にお迎えし、秋田西高等学校及び金足農業高等学校の生徒、併せて23名と教職員及び秋田大学生等、約40名が受講しました。

約1時間半の講座では、聞き書きの目的・手法や、これまで小田先生が聞き書きをした際のエピソードをお話しいただき、受講者は興味深く聞き入っていました。

講座の後半では、会話文を一人語りの文体に直す練習問題に取り組んだほか、製本の方法も学び、次回に行われる実践活動に向けて準備を整えました。

また、当日生徒が練習で作成した一人一人の文章に、小田先生からお褒めの言葉やアドバイスを赤ペンで記入していただき、生徒にとってやる気と自身の向上に繋がりました。

今後は7月30日(火)に金足農業高等学校を会場に、実際に地域のお年寄りからお話を聞く「聞き書きボランティア実践活動」を実施します。また、その後は完成した冊子を差し上げる「聞き書き冊子贈呈会」も予定しています。

※「聞き書き」とは・・・
高齢者から話を聞き、その人の一人語りの文体で一冊の本にまとめる活動であり、「聞き書き」を通じて地域や住民の歴史を後世に伝えるとともに、語り手の高齢者は生きがいを感じ、聞き手は高齢者から昔の生活など様々なことを学ぶことができます。