潟上市豊川地区文化誌作成プロジェクトの成果発表会を開催しました。

 平成30年1月13日(土)、潟上市多目的交流施設にて、秋田大学学生による、潟上市豊川地区に関する文化誌作成プロジェクトの成果発表会を開催しました。
 このプロジェクトは、秋田大学教養基礎教育科目「日本社会入門Ⅱ」での潟上市におけるフィールドワークであり、COC事業の一環である、地域志向教育研究経費を活用した取組です。
 この取組については、平成26年度から活動を継続しています。今年度も、これまでの活動を通して形成してきた地域コンソーシアム(潟上市、豊川地区住民、豊川地区自治会、「草木谷を守る会」「豊川油田の歴史を伝える会」等の各種団体、書籍関係者、秋田大学関係者)の協力を得て、秋田大学の留学生25人に日本人学生の1人が加わり、豊川小学校跡地である潟上市多目的交流施設を拠点として、豊川地区の歴史、文化、人の物語を伝える文化誌の作成に取り組みました。

 当日は、豊川地区住民をはじめとした一般市民、自治体関係者、学生を含む秋田大学関係者等、約50人を前に発表を行いました。
 成果発表会では、このプロジェクトの担当教員である秋田大学国際交流センターの平田助教より、これまでの活動の概要を説明した後、5グループにわかれた学生から、取組成果の報告を行いました。
 今年度は「豊川の農業」をテーマとして、豊川地区に住む農業従事者、農家の女性、中学生等からの聞き取り調査、石川理紀之介の業績に関する調査、現代の農業を取り巻く環境に関する調査など様々な視点から活動を行い、農業が抱える課題についての考察を発表しました。

 発表の最後に、留学生からは、「豊川の方々が作ってくれた郷土料理のおいしさに、感激した。」、「自分が植えた米を収穫する体験ができて、うれしかった。」など、この活動を通して貴重な体験ができたことについて、一人ずつ感想が添えられました。
この活動に関わった住民の方々は、終始暖かいまなざしで、学生の発表に聞きいっていました。


平田先生による活動概要説明の様子

会場全体の様子

学生による発表の様子1

学生による発表の様子2

発表会終了後の様子