「野球少年向け理学療法講座」を開催

 

岡田教授による講義「野球と肘の痛み」

 

齊藤助教が超音波で筋肉の固さなどを測定

 

大学院生らによる投球指導

 

 秋田大学は12月10日、北秋田市鷹巣体育館で「野球少年向け理学療法講座」を開催しました。この講座は、小学生でも分かりやすい理学療法の講義や超音波によるメディカル・チェックなどの体験を通して、故障の原因となる要素や自身の身体のケアについて意識するきっかけにしてほしいと、本学の北秋田分校、北秋田市教育委員会、北秋田市スポーツ少年団が共催したものです。
 当日は、北秋田市のスポーツ少年団員30名とその保護者、指導者らが参加。医学系研究科保健学専攻の岡田恭司教授が「野球と肘の痛み」をテーマに講義を行い、肘の骨の形状を見た際の正常・異常の違いなどをイラストや画像を使って分かりやすく解説しました。
 また、同専攻の齊藤明助教、大学院生及び学生らが4つのブースを運営し、超音波による骨の形状や筋肉の固さのメディカル・チェックを行うとともに、ハイスピードカメラで投球フォームや関節の曲がる角度をチェックし、その結果を踏まえた効果的なストレッチの方法などを、小学生一人ひとりにアドバイスしました。  
 参加した小学生からは「以前から投球フォームが気になっていたが、実際に動画でのチェックを受け、とても参考になった」などの感想が寄せられ、実践的で分かりやすい講座を通してフィジカルケアへの意識を高めた様子でした。また、保護者らは成長期の子どもに起こりやすいスポーツ障害について理解を深めることができ、有意義な企画となりました。