市民公開講座「東日本大震災から5年~はたして秋田県は~」
において,野越地域防災アドバイザーが講演を行いました。

 

 3月28日(月),「秋田・市民のメディア研究会」が主催した標記の講座において,地域創生センターの野越三雄地域防災アドバイザーが講演しました。
 この講座は,東日本大震災から5年が経ったことを機に今一度当時を思い出し,地震について正しい知識を身に付けることを目的に企画されたものです。当日は会員や一般市民約10名が参加しました。
 野越地域防災アドバイザーは地震学の基礎から説明を始め,世界から日本,日本から東北と焦点を狭めながら,地震発生のメカニズムについて概説しました。東日本大震災については,なぜあれほどの規模で発生したのか,それは本当に想定外の出来事だったのか,といった内容について,最新の研究成果を紹介しながら解説しました。
 最後は秋田県の地震環境にも触れ,地震動や津波による被害はもちろん,1983年日本海中部地震で見られた液状化現象に対しても注意しなければならないと述べました。
 講演後には参加者から「秋田市にはどのくらい津波が浸水してくるか」,「高齢化の進む秋田県においては,共助の考え方が大切ではないか」など,多数の質問・意見が出され,約30分に及ぶ充実した議論となりました。

 地域創生センター地域防災部門では,小中学校,自治体,企業等への講演会,出前授業等を通じて,広く秋田県の安全・安心のための防災教育活動を行っています。県内の防災・地震におけるご相談がありましたら,お気軽にご連絡ください。
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