「秋田大学ぼうさい教室 in 美郷町」を開催しました。(H29.10.29)
秋田大学は平成29年10月29日(日)、防災に関する講義・解説を行う「秋田大学ぼうさい教室 in 美郷町(主催:秋田大学地方創生センター、共催:美郷町)」を実施しました。
この事業は、主に県内在住の小中学生とその保護者を対象として、秋田県内で過去に発生した地震に関する講義と県内に残る地震痕跡の野外観察を行うことで、身近な地域で発生した過去の地震について学んでいただき防災意識の高揚につなげることを目的として例年県内各地で行っています。今回が6回目の開催になります。
今回は美郷町を舞台に実施し、秋田市・美郷町・大仙市在住の親子など計12組27名が参加しました。当日はあいにくの雨模様でしたが、午前と午後の予定を入れ替えて実施しました。
まず午前は、秋田大学地方創生センターの鎌滝孝信准教授の案内で、同町の水田地帯や河辺にある断層(千屋断層)、陸羽地震でせり出した山に埋もれ5人の子どもが犠牲になったとされる場所(花岡地区)を見学しました。雨の中でしたが、参加者は講師の解説を聞きながら断層を見学したり、写真を撮ったりしていました。
午後は北ふれあい館にて防災授業を行いました。防災授業では、秋田大学地方創生センターの水田敏彦教授による地震・防災の講義が行われた後、断層の模型作りを全員で行いました。模型完成後は地震が起こり断層が発生する際の動きを模型で確認しました。その後、鎌滝准教授から地震・津波の講義が行われました。
参加者からは「千屋にこんな断層があったなんて知らなかった」「地震が起こったときは津波だけでなく、山でも土砂災害などに気をつけなければ」「ほかの地区のぼうさい教室にも参加したい」などの声が寄せられました。
※次回は平成30年夏頃に「秋田大学ぼうさい教室」(地区未定)を開催する予定です。ぜひご参加下さい。