令和元年度 介護職のためのフィジカルアセスメント
「医療的マインドを持った介護職講座in大館市・仙北市」を開催(R元.10.18,11.15)

大館市での講座の様子


 

事例検討会(大館市)


 

仙北市での講座の様子


 

 秋田大学は10月18日(金)に大館市で,11月15日(金)には仙北市において,「医療的マインドを持った介護職講座」を開催しました。
 両日とも,午前中は日本赤十字秋田短期大学の高橋美岐子先生による,①高齢化の推移と将来設計,②なぜ介護職に医療マインドが求められるのか,③介護職が行うフィジカルアセスメントの意義,④介護職に必要なフィジカルアセスメントの知識と技術について講義を行いました。
 午後からは秋田大学大学院医学系研究科附属地域包括ケア・介護予防研修センターの佐藤助教が具体的な事例検討と演習,加えて,清潔と排泄ケアの講義を行った後,①簡単な自己紹介によるアイスブレーク,②事例を用いて注意すべき点の書き出し,③事例のグループ毎の発表を行いました。
 参加した方々からは
・秋田県の高齢化は全国的にみても非常に進んでおり,介護の重要性が今後増すと感じた
・利用者の状態変化に気づくことの大切さを学んだ
・介護職員だからこと気づける変化が沢山あるのできちんと見極めていきたい
・事例検討では様々な可能性を見出すことができた
・同じ職種の方々と交流することで思いがけない発想を聴くことが出来て良かった
・「SBAR」を念頭に医療とも連携していきたい
・ほかの職員にも受講してもらいたいと思った
 などの感想が寄せられました。

 講座終了後も現場で抱えている疑問に対して,講師の先生方へ質問する姿が見られました。また,両市の担当職員からは,来年度も実施していただきたいとの要望があり,介護福祉職に対する重要性を感じた講座となりました。

【大館市】
開催日:令和元年10月18日(金)
会 場:大館市立中央公民館 第1・2研修室
参加者:介護福祉職 18名
【仙北市】
開催日:令和元年11月15日(金)
会 場:仙北市役所西木庁舎 西木開発センター集会室
参加者:介護福祉職 9名

日 程:10:00~12:00『総論』
講師 日本赤十字秋田短期大学 高橋 美岐子 教授
    13:00~15:00『事例検討・演習』
    講師 附属地域包括ケア・介護予防研修センター 佐藤 亜希子 助教