「メディカル・サイエンスカフェ in 八峰町」を開催(R2.10.9)

進行役の尾野医学部長 



 

講演をする大田教授



 

講演をする佐々木特別教授



 

会場の様子



 

 秋田大学は10月9日,八峰町文化ホールで「メディカル・サイエンスカフェin八峰町」を開催しました。
 このイベントは,医学や健康について,本学の教員が分かりやすく解説する「公開講演会」と自由に「意見交換をする場」を組み合わせたもので,秋田県各地で開催しており好評を得ております。この度の八峰町のカフェでは,八峰町民生委員・児童委員28名が参加しました。
 医学部の尾野恭一学部長がサイエンスカフェ・マスターとして進行役を務め,本学の教員2名がそれぞれの専門の立場から話題を提供しました。高齢者医療先端研究センターの大田秀隆教授は「秋田県の健康長寿日本一を目指して!」をテーマに,『人はなぜ年を取るのか、健康寿命の延伸のためには。』について講話を行いました。また,教育文化学部の佐々木信子特別教授は「知恵と工夫で楽しむ素敵な高齢期」をテーマに,『高齢者の現状や生活課題,今やっておきたいこと,これからやってみたいこと』について講話を行いました。
 参加者からは「認知症の予兆としてどのようなものがあるか?」「睡眠はどれくらいとるといいのか?」など,仕事や自身の今後の生活をよりよくするための具体的な質問があげられ,それらの解説に真剣に耳を傾けていました。
 今回はコロナウイルス感染症予防対策としてお菓子の提供を見合わせ,お茶のみの提供となりましたが,リラックスした雰囲気での有意義な交流の場となりました。
 終了後の参加者からのアンケートでは「高齢に関する事についてこんなに楽しく、心にひびいたお話は初めてでした。」,「こんなに楽しく為になるお話は,高齢者だけでなくもっと若い方々にもぜひ聞いてほしい。」,「人生前向きに考えると幸せになれる。今後も楽しみを見つけ,運動を心がけ,人づき合いをし,日々を丁寧に暮らしていこうと思います。」などの意見が寄せられ,高齢社会を『明るく元気に生きる』ヒントを感じ取って頂いた有意義なカフェとなりました。