「おらほの街のまちづくりシンポジウム “わ”の地域は“ワ”で起こす」が開催されました

コーディネーターを務めた濱田分校長

 

若手起業家の皆さん

 

意見を述べる秋田大学生

 

 9月24日(火),秋田大学北秋田分校共催事業(主催:北秋田市教育委員会)として,北秋田市を中心とした県北部地域で活躍する3名の起業家から職業観を学び「まちづくり」のあり方を考える,「おらほの街のまちづくりシンポジウム “わ”の地域は“ワ”で起こす」が開催されました。

 秋田大学北秋田分校の濱田純分校長がコーディネーターを務め,
秋田の若手農家集団「トラ男」を立ち上げ生産者と都会の消費者がつながる場づくりに奮闘中の,武田昌大さん(北秋田市出身28歳),
人が集まる・人が働きたくなる牧場を目指し北秋田市で牧場経営にあたる,畠山伸吾さん(北秋田市住35歳),
東京銀座で秋田ダイニング「なまはげ」を経営し,さらには子どもたちが主役になりヒマワリの種から油を取り販売にもつなげる「釈迦内サンフラワープロジェクト実行委員会」の委員長を務める,日景賢悟さん(大館市出身44歳),
の3人がシンポジストとなりプレゼンテーションとディスカッションを行い,このうち武田さんは自身の生い立ちを紹介する形で,「24歳で希望した仕事に就いたが,帰省の度に実家のある北秋田市が寂しくなる様子をみて,ふるさとを元気にしたいという想いを強くしたことが起業するきっかけとなった。農業という自身では経験ゼロの世界から“1”を生み出すべく,インターネット販売などを手がけた。ビジネスでは,例えば真逆の要素を掛け合わせるなどして,ゼロから“1”を生み出すことが大切だ。」と訴えました。
 会場には,秋田大学生10名を含む100名の参加者が集まり,若手起業家の熱い想いが詰まった話しを真剣に聞き入っていました。

 後半のディスカッションは,コーディネーターの濱田分校長がシンポジストや参加者から意見を求めながら一転して和やかな雰囲気で進み,秋田大学生からは,「3人の皆さんの話しを聞き,自身の起業に向けて気持ちが高まってきた。」「今はまだ起業するとは思っていないが,失敗してもまたやり直せるのは若い我々の特権という思いが一層強くなった。」といった意見が出ていました。
 これから社会へ出る学生にとっては,勇気づけられるそして起業のヒントを得られたシンポジウムとなったようでした。