「横手市の積雪寒冷期における地震防災」にかかる意見交換会を開催しました
秋田大学は横手市と共催で平成28年11月29日(火)、横手市役所条里北庁舎3F「屋内訓練場」で平成25年度文部科学省補助事業「地(知)の拠点整備事業(COC事業)」で横手市と取組を進めているテーマ「豪雪地帯の積雪寒冷期における地震防災の取組」について、防災に携わる地元住民との意見交換会を開催しました。
秋田大学COC事業では、横手市、秋田県と連携して、地震防災・減災活動に取り組むことで、高齢化・過疎化・豪雪地域という課題の解決を目指しています。 横手市内の共助組織、自主防災組織のリーダー、県内NPO法人担当者、横手市地域づくり支援課・危機管理課・秋田県地域活力創造課・秋田県平鹿地域振興局の職員の出席(出席者28名)がありました。
はじめに秋田大学COC事業と横手市での取組概要について説明があり、次に水田敏彦教授(秋田大学地方創生センター地域協働・防災部門)から、過去に横手市周辺で発生した陸羽地震(明治29年)や積雪期に発生した北丹後地震(昭和2年)など過去の震災状況などについて資料を交えた説明がありました。
また、現在開発中の雪の影響を考慮した「マルチエージェントモデル」開発状況について報告がありました。
意見交換では、冬期間における防災上の現状と課題について、積雪寒冷期において巨大地震が発生した場合に住民が避難するための考え方や行動・問題点などについて生の声が出されました。
水田教授の報告
意見交換の様子