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秋田大学大学院国際資源学研究科 津谷駿介博士研究員が日本地熱学会より研究奨励賞を受賞しました

津谷駿介博士研究員(右)と日本地熱学会会長の海江田秀志氏(左)




 

 

 本研究科および地方創生センターの津谷駿介博士研究員が,日本地熱学会に投稿した論文2編が評価され,令和3年10月28日の地熱学会総会にて研究奨励賞を受賞しました。受賞理由は以下のとおりです。

 脱炭素化を達成するうえで有効な地中熱利用ヒートポンプシステムを普及するには,システムの高効率化および設置コストの削減が不可欠である。津谷氏は2編の論文において,フィールド試験と数値シミュレーションを用いて水平型地中熱交換器の性能改善に取り組んだ。これらの研究では地表面被覆および外気温と地中温度の温度差に着目して地中熱の効率的利用における新知見を得るとともに,気象条件の影響を受ける浅部地盤温度の年変化の位相差を活用した非開削工法の水平型地中熱交換器設置への適用性が評価された。以上の成果は従来の地中熱利用の大前提である外気温度と地中温度の温度差の概念を顧みた結果であり,地下熱エネルギーの新たな効率的利用の知見をもたらした。水平型地中熱交換器の挙動や最適設計には未解明要素が多く,今後の研究展開が多いに期待されるため,研究奨励賞に値する。

対象論文
津谷駿介・藤井 光・小助川洋幸(2020)Slinky-coil式水平型地中熱交換器における地表面被覆と熱交換能力の関係について,日本地熱学会誌第42巻,第1号,15-28.

津谷 駿介, 藤井 光, 小助川 洋幸, ビナ サイード モハマドザデ, 原田 烈(2020)非開削工法にて埋設する地中熱交換器の最適設置深度の決定,日本地熱学会第42巻,第3号,67-78.