神岡小学校の6年生が秋田大学を訪問!「理科実験特別授業」を実施しました。

2016年12月28日

林信太郎(理数教育コース)


秋田大学教育文化学部理数教育コースの理科教員グループは,12月22日(木)大仙市の神岡小学校の6年生を大学に招き「理科実験特別授業」を実施しました。
この授業は,児童たちが理科実験を通じて大学の研究者らと触れ合うことで,理科・科学への関心や意欲の向上を図ることを目的としています。
神岡小学校の子どもたちは3つのグループに分かれ,13:00から90分の間実験を行いました。
第1実験会場は附属中学校校長でもある川村教一教授の「山をつくろう,川を作ろう」でした。


「山をつくろう、川を作ろう」の説明をする川村先生


細かな砂とココアパウダーで地層をつくり,それをぎゅっと押して山を作ったり,粒の大きさ毎に異なる色のついた特殊な砂で川の流れと砂の動きを再現する実験を行っていました。子どもたちグループで活発に話し合いながら実験を行っていました。子どもたちは「川の流れ方の予想はまっすぐだったけど,岸が削られて流れがかわった」「山の盛り上がる様子がよくわかった」と話していました。


川の流れの実験を観察しました


第2実験会場は河又邦彦准教授による「プラナリアを切ってみよう」でした。


「プラナリアを切ってみよう」で説明する河又先生


小さくて不思議な動物,プラナリアが餌を食べる様子を観察して,その後プラナリアをカミソリで切る実験をしました。切っても血の出ない,そしてそのまま生きているプラナリアの不思議を顕微鏡で観察していました。「同じ動物なのに人間とちがって再生するところが不思議」「ちょっとかわいそうな感じがしたけど切っても動いていてびっくりした」などの感想がありました。


プラナリアをカミソリで切ってみる


第3実験会場は田口瑞穂講師による,


「磁石の不思議」銅線トンネルの中で磁石を走らせる田口先生


「磁石の不思議」でした。間に物を置いても磁石はひきつけあうこと,磁石をハサミで切っても小さな磁石ができること,


磁石をハサミで切る


電池に磁石をつけて銅線のトンネルに入れると動き出す様子など,たくさんの磁石の不思議を体験しました。「手で引き離せない強い電磁石にびっくりした」などの感想がありました。