【研究室紹介】スポーツ・健康教育研究室

2024年10月22日

スポーツ・健康教育研究室


 本研究室では、体育・スポーツ分野について、理論と実技を総合的に学び、学校教育や社会へ応用することのできる実践力を養います。本研究室で取得できる免許・資格や、本研究室で開講している授業の一部についてご紹介させていただきます。

1.取得可能な資格について


・中学校教員免許状(保健体育)、高等学校教員免許状(保健体育)
 小学校の教員免許状の他に、中学校・高等学校の保健体育の教員免許状を取得できます。

・公認スポーツ指導者
 公認スポーツ指導者とは、(公財)日本スポーツ協会及び加盟団体等が、公認スポーツ指導者制度に基づき認定する指導者で、スポーツの価値やスポーツの未来への責任を自覚し、暴力やハラスメントなどあらゆる反倫理的行為を排除し、常に自らも学び続けながらプレーヤーの成長を支援することを通して、豊かなスポーツ文化の創造やスポーツの社会的価値を高めることに貢献できる者です。
 卒業までに必要な単位を修得し、検定試験に合格することにより、スポーツ指導基礎資格の「スポーツコーチングリーダー」を取得することができます。マネジメント資格の「アシスタントマネジャー」については、養成講習会の受講が免除され、卒業年度の検定試験に合格することによって資格を取得することができます。その他、競技別指導者資格等の専門資格を取得するための講習会を受講する際に、共通科目Ⅲのコースの受講が免除されます。

2.授業紹介


・保健体育科教育学 担当:松本奈緒
 体育の目標内容、保健体育教師論、各領域の特性と教材づくりについて、講義とディスカッションを中心に学習しています。現役の保健体育教諭を招き、教師になったきっかけや仕事内容についての講話も行っています。

 



・保健体育科教育学演習Ⅲ 担当:松本奈緒
 体育授業を運営・実施する実践力を身につけるために、マイクロティーチングと模擬授業を行っています。受講者は全員教師役になって、自分が立案した体育の教材について授業を行います。実施した後は協議やVTR観察での省察を行い検討します。

 



・スポーツ実習Ⅹ(柔道) 担当:三戸範之
 柔道の技術を向上させ、指導法について学習することにより、柔道の実技指導能力を身につけることを目的としています。無理なく、段階的に技能を習得し、柔道の楽しさを強調しています。留学生も履修しています。

 



 来月1日(金)から、学校推薦型選抜Ⅰ入試の出願が開始となります(試験日:令和6年11月23日)。この入試において、教育文化学部では「高等学校等において学業・課外活動に優れた成績を修め,論理的思考能力と保健体育分野で優れた能力を有し,豊かな人間性と教員になる強い意志を持つ人」を求めます(令和7年度学校推薦型選抜学生募集要項)。みなさんの出願をお待ちしております。
※出願にあたっては入学者選抜要項、学生募集要項等を必ずご確認ください。

 

【学生・大学受験】受験勉強と大学選びについて

2024年10月21日

広報担当 和泉 浩


 今年7月27日に開催されたオープンキャンパスのとき、高校生から受験勉強の仕方についての質問が多かったとボランティアとして参加した学生に聞きました。それと、高校生のときにどんなことを知りたかったか学生たちに聞いたところ、大学選びに迷ったとの話がありました。そこで今回は地域文化学科の3年生に、高校のときのことをふり返ってもらって受験勉強と大学選びについて書いてもらいました。
 学生の文章を読んでいて、むかし音楽の勉強を少ししていたとき、教わっていた先生から簡単な練習曲集を練習するように言われたことを思い出しました。焦って難しいものに挑戦するのではなく、簡単なものをしっかりと弾けるようになると難しいものもできるようになると。はやく難しいものをやりたい気持ちも強く、納得できないまま練習を続けたところ、技術がついていくのを実感できました。といっても、下手だったのですが。
 そういえば歳とともに、学生のときに読んでいた学問の基礎になるような本を読み直す機会も増えてきました。基礎をふり返ることが学問でも大切ではないかと思います。
 ところで、大学に来たいときは、オープンキャンパスでなくても、いつでもいらしてください。話を聞いてみたい先生には連絡してみるといいと思います。私のところは、もちろん大歓迎です!
 高校生のみなさんのモチベーションを保つのに少しでも役立てるホームページとブログにしていきたいと思っています。
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地域文化学科 3年 越渡 愛結


 今回は私が、受験生の時に行っていた勉強法と志望校の決定方法を紹介します。共通テストまで残り少ない期間ではありますが、参考にしていただけると嬉しいです。
 受験勉強については、主に2点をおすすめします。1点目は基礎的な問題を繰り返し解くことです。発展問題や応用問題を解くには、基本的な考え方が身についていないと時間がかかってしまったり、問題が解けなくなってしまったりすることが多々あります。そのため、基礎的な問題を繰り返し解くことで難しい問題にも応用できる状態をつくっていました。2点目は、たくさんの問題集に手をつけないことです。これは私の失敗談ではありますが、レベル別や一問一答などの様々な問題集に取り組むと、使用回数に偏りが出てしまったり、それぞれの問題集が中途半端になってしまい最後まで終えられなかったりしました。そのため、学校で配布される問題集を集中して解くことや、もし問題集がほしいと思った場合には友人や先生に相談するといいと思います。
 また、私は志望校決定にも時間がかかりました。自分が学びたいと思った学問に合った学部を探しても、大学によって授業形態が様々であるため、オープンキャンパスに参加したり、気になる大学のパンフレットを取り寄せて調べたりしました。実際に足を運んでみてみると、人から聞いた情報以外のことやパンフレットでは分からなかったことを知ることができます。そして、志望校が決まると、勉強ばかりで気分が落ち込んでしまうこともありましたが、その時は大学のホームページをみて一人暮らしや大学生活を想像してモチベーションを保っていました。
 受験期は、重要な人生の選択であるからこそ、悩むことも多くて大変だと思いますが、私も大学受験を経験した一人として応援しています。これから気温が下がり寒くなりますが、体調には十分気を付けて頑張ってください。

 

【学生生活】夏休みの過ごし方

2024年10月18日

作成した本のポップ



 

地域文化学科 3年 伊藤 ひなた


 今回は私の今年の夏休みの過ごし方の一部について紹介します。夏休みの間に地元の成人式に参加し、旧友と楽しく話すことができたり、色々な人を目にして自分も頑張ろうと思えた思い出に残る経験となりました。成人式の後、友人とお酒を飲んで語ったりカラオケに行ったことが有意義な時間であり、リフレッシュにもなりました。その他にアルバイト、ゼミの活動、公務員講座の受講等で忙しくも充実した夏休みであったと感じます。
 また、私は公務員を志望しており、8月下旬に秋田市役所のインターンシップに参加しました。配属先の土崎図書館では、書架整理や展示コーナーの作成など間接的に市民の方々と関わる業務を通して、図書館は充実したサービスを市民に提供することに繋がる重要な業務であると実感しました。インターンシップは他大学の学生と合わせて4人で活動しました。
 展示コーナーの作成では、私達は「スマートフォン」をテーマに設定し、スマートフォンの便利機能や使い方だけでなく、インターネット使用時のモラル、心身へ及ぼす影響等の本を選択・展示しました。私はポップを担当し、見る人の印象に残るようなデザインや文章を心掛け作成しました。加えて、目が不自由な方のための「対面朗読」というボランティアにも参加しました。コロナ後からは電話での朗読サービスや朗読CDを作成するなど様々な工夫を行いながらニーズに応えているなどを教えていただきました。また、実際に私も新聞を朗読したのですが、聞き手の立場になって聞き取りやすい速さで話し、はっきりと発音することが大切だと思いました。インターンシップ全体を通して、土崎図書館では様々な方が本と触れ合えるような多くの取組を実施しているのだと分かりました。また、図書館は教育だけでなく福祉や子育て支援など多くの分野を担う機関であると実感しました。
後期からも講義やゼミの活動、アルバイト等で充実した学生生活を過ごしていきたいです。

【授業紹介】社会学の卒業研究

2024年10月18日

 

広報担当 和泉 浩(専門:社会学)


 9月30日から秋田大学の後期の授業が始まりました。大学によって休みの期間は違いますが、秋田大学の前期の授業は8月8日まででした。1カ月半以上の休みは長いと感じるかもしれませんが、休みの間も実習、インターンシップ、調査などがあり、学年によってはかなり忙しいようです。
 後期が始まる前の週(9月25日)に、指導しているゼミ(社会学のゼミ)の4年生の卒業研究の中間発表を行いました。今年のゼミの4年生は以下のことについて研究しています。
 ・広告の変化とテレビ広告
 ・伸びるボカロ(ボーカロイド)曲
 ・「ほめ」行動とコミュニケーション
 ・国内外の比較による日本のヤングケアラー支援
 ・秋田市の子育て支援と少子化対策
 3年生は今週発表してもらうのですが、仙北市の祭り、ジェンダー、防災・減災、観光、アイデンティティなどに取り組む予定のようです。前期にも取り組んでいたのですが、休みの間にどんな進展や変化があるのか楽しみです。休みの間に調べたり考えたりして、取り組むテーマが変わる学生もいます。社会学はいろいろなことを研究している学問ですが、学生たちの研究テーマもさまざまです。
 発表の様子の写真を見てもらうとわかるように、それぞれノートパソコンを開いています。発表資料などをノートパソコンで見てもらい、発表や質疑応答などをZoomでも録画したのですが(発表後に授業用のサイトに掲載)、授業などでもよくノートパソコンを使います。このため、秋田大学ではノートパソコンを必携にしています。
ゼミ生に、高校生のときにどんなことを知りたかったか聞いてみたところ、たとえば社会学では具体的にどんな研究に学生たちが取り組んでいるのか知りたかった、との話があり、今回、今年のゼミ生たちの研究テーマを紹介しました。内容についても気になった方たちがきっといるのではないかと思います。
 私のゼミでは、学生各自の研究ととも、ゼミとして地域のアンケートの分析なども行っています(データを自分で分析できる力も身につけられるように)。今年はこれから、能代市の観光に関するアンケートの分析と、横手市の地域福祉のアンケートの分析(こちらはテキストマイニング(テキストアナリティクス)という方法を使います)に3年生が取り組みます。なぜ「これから」かというと、前期に統計と統計ソフトについて学習をして、後期にその「実践」をしているからです。4年生たちは昨年、由利本荘市の市民アンケートの分析などを行いました。データの分析でもノートパソコンが大活躍です。もちろん卒業研究でも。
 ところで教育文化学部のブログ、1年以上更新されていませんでしたが、これからときどき更新していきますので、関心のある方たち、ぜひときどきでいいので見てみてください。それと、学部について何か知りたいことなどがあれば、ぜひ教えてください。見てくれている「みなさん」が知りたい情報も発信していきたいと思っています。

【留学体験記】コロナ禍の韓国留学

2023年08月22日

※「教職員ブログ」の番外編として、令和4年度教育文化学部国際交流等学術研究交流基金の助成事業による支援を受けて海外留学をした教育文化学部学生に執筆していただきました。

地域文化学科 国際文化コース 熊本柚月

 私は昨年、韓国の国立ハンバット大学へ交換留学生として留学をしました。
 現地では主に韓国語の学習や日本語学科の学生たちと一緒に受ける授業があり、それぞれの授業で他国からの留学生たちや韓国人学生たちと仲良くなることができました。私は特にキルギスタンからの留学生と親しくなりました。いくつか同じ授業を取っていたこともあり、寮から大学までの道を一緒に通ったり、ご飯を食べに行ったりしました。共通言語が韓国語であったため、まだお互いに学習中であり意思疎通が難しいこともありましたが、そのおかげで韓国語で会話することにも慣れて、授業や試験の勉強も教え合いながら取り組むことができたことは良かったと思います。現在でもSNSを通して互いの近況を連絡し合っています。
 また、私が留学した時と同じ期間に留学した先輩が2人いました。1人の先輩とはルームメイトであったため、毎日一緒に過ごしていました。休日には3人でソウルや大邱を旅行し、帰国後も何度か会ってご飯を食べに行きました。頼れる先輩たちがいたからこそ留学生活をより楽しむことができたのだと思います。
 私の学年は大学に入学したときからコロナが始まり、行事も中止され人と関わることが制限された大学生活を送ってきました。そのような経験があるからこそ今回の留学を通して、留学生たちや現地の学生たち、同じ大学の先輩たちと出会えたことは私にとって非常に幸せなことです。留学していなければ、このような人たちと出会えなかったと思います。私の場合は約4ヶ月間という短い期間ではありましたが、語学の面だけではなく、文化の異なる国での生活や現地での出会いなど、コロナ禍でも充実した留学生活を送ることができました。この経験を大切に、残りの大学生活を過ごしていきたいと思います。

日本語学科の学生たちと






 



 

著書紹介(教育文化学部 広報委員会)

2023年08月07日


 

本学部教員の著書を紹介します。

佐藤  猛(准教授)・佐々木 千佳(准教授)・
羽田 朝子(准教授)・長谷川 章(教授)
地域文化学科 国際文化講座所属
共著書:『行き交い、集う人々-感染症×文系力-』
(秋田魁新報社、2023年7月30日発行、税込1,100円)


 新型コロナウイルスが世界的に流行した2020年から三年にわたり、
本学部の人文系教員がペストなど古今東西の感染症とそれに伴う
行動制限について思索を深め、秋田魁新報の文化欄において
「感染症」「旅と移動」「集う人々」を連載してきました。
これらを一書にまとめました。

【目次】
はしがき
第一部 感染症
第二部 旅と移動
第三部 集う人々
あとがき

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