新緑の季節へ

2014年05月16日

 

 

地域文化学科(地域科学課程兼任) 篠原 秀一

 

 新緑の季節となりました。昨年度も同じことを書いた覚えもあるのですが、秋田(北東北)ではとても過ごしやすい、さわやかな季節です。何事にも集中しやすく、充実感を味わいやすいように思えるのは気のせいでしょうか。
 写真(学部前庭など)のように、学部構内にはあっという間に若葉が繁り、サツキが赤く咲き誇っています。授業もいよいよ本格化し、より熱心に受講する学生も増えてきたようです。天候は晴れと雨が交互する時期ですが、特に行事がないこのときに、日常の学びを大切にして成長したいものです。


満開の桜とこれからの桜

2014年04月22日

 

 

地域文化学科(地域科学課程兼任) 篠原 秀一


 今日は春らしい陽気で青空も風もさわやかです。「中庭」の桜が写真のように、満開となりました。後者を挟んだ「横庭」の桜はこれからですが、昼前の授業中なので、もう一枚の写真のように、新入生たちのピカピカの自転車がたくさん並んでおります。
 昨晩は地域文化学科1期生である1年生たちの歓迎会が教員を交えてありました。1年生たちと話をしてみると、授業や学生生活全般でまだ慣れない部分もあるようでしたが、「やる気」は皆から感じられました。その初心を大事にできるよう、貴重な人生の補助ができるよう、私たち教職員もできるだけ頑張るとしましょう。


秋田の青空と春日和

2014年04月14日

教育文化学部の「前庭」

 

教育文化学部の「中庭」

 

地域文化学科(地域科学課程兼任) 篠原 秀一


 今日は風も弱く、暖かさの感じられる日和です。授業は先週の火曜日8日から始まっていますが、今週はその授業が本格化します。私などは一部授業の準備でバタバタとしておりますが、学生たちは今週でかなり落ち着くでしょう。先週末には地域文化学科の主軸科目である「秋田学基礎」と「地域学基礎」も始まりました。
 写真は秋田大学教育文化学部の学部案内などによく登場する「前庭」と、あまり登場はしないがなかなか魅力ある「中庭」の写真です。「前庭」の真ん中には人口池があり、その周りを樹々の植え込みと、図書館・学部3号館・60周年記念ホールが取り囲んでいます。樹々たちの姿はいま少しさびしいですが、やがて鮮やかな姿を見せてくれます。「中庭」では何本もの桜の樹々が赤く色づいてつぼみを膨らませています。
 この「前庭」と「中庭」の様子、地域文化学科の授業の様子、学生たちの様子などを、ときどきお伝えしたいと思います。

桜はこれから咲く

2014年04月09日

 

 

地域文化学科(地域科学課程兼任)篠原 秀一


 日本全国で桜が咲いて春本番です。北日本の秋田でも桜のつぼみが膨らんできました。
秋田大学教育文化学部では、一昨日に新入生の(履修等)ガイダンスがあり、昨日からは授業が始まりました。在校生ももちろん、新入生も含めて学生たちが春を連れてきてくれた感じです。特に、今年の地域文化学科1年生103名は第1期生ですから、ピカピカです。勇気を持って「これからの学科」に来てくれてありがとう。一緒にいい学科を作っていきましょう。
 秋田では桜はまだですが、これから咲きます。写真は鹿児島県長島町と和歌山県新宮市の桜です。春休み中は、各教員が大学の外に出かけることが多いのですが、これは私が野外をウロウロして研究した成果(?)の一部です。秋田大学だからといって、秋田でしか通用しないことを研究・教育するわけではもちろんないのです。必要があれば、学生たちを県外に連れ出し、野外調査実習を実施します。様々な実になる体験を経て、卒業時に学生たちが綺麗にそれぞれに個性的に咲けるように、授業などもっと工夫するように改めて自分に言い聞かせようと思います。




学外活動(生涯学習、セミナーなど)をご紹介します。

2014年02月07日

地域科学課程生活者科学選修 池本 敦


 2月に入り、学内の講義等も一部を除いて終了しました。そこで、学外で社会人や高校生を対象とした教育・社会活動等を行いましたので、ご紹介します。

 2月1日(土)に秋田市教育委員会生涯学習室主催の市民大学講座で「どう確保する!食の安全~あふれる食品の誤表示と食品偽装への対策」を担当しました。約60名の一般市民の方々のご参加があり、食品添加物や残留農薬、遺伝子組み換え食品などの安全性に関して多くの質問をいただき、受講者の方々の食の安全についての意識の高さが伝わってきました。
 最近、高級ホテルやレストランでメニューの誤表示、いわゆるブランド偽装がありました。これらは、店頭販売される生鮮食品や加工食品とは異なり、原材料の種類や産地などを表示する義務はありません。そのため、消費者はどのような点に留意すればよいのか、考え方や留意点をご紹介ました。


市民大学講座「どう確保する・食の安全」


 2月3日(月)には、秋田県と秋田産学官ネットワークが主催の産学官交流プラザ(にかほ市開催)に参加いたしました。地域の民間企業の方々を中心に、大学・自治体・公設試から約80名の参加がありました。産学官で情報交換や交流を密にし、地域を活性化することを目的としています。基調講演では、公益財団法人函館地域産業振興財団の吉野博之氏から「ガゴメコンブで83億! 函館の地域資源活用術」の演題でお話をいただきました。ガゴメは函館周辺でとれるコンブの一種で、これを地域資源として活用した様々な食品開発の事例をご紹介いただきました。秋田県でも参考になるような、貴重なご助言をいただきました。


産学官交流プラザ講演の様子


 また、秋田県内の事例ということで、私からは「地域植物資源を活用した健康食品・化粧品素材の開発」、秋田県総合食品研究センターの塚本上席研究員から「タラしょっつるの開発と地域振興」、秋田県立大の片岡・須知・高梨先生のグループから「低速回転形風力発電機とロードヒーティングについて」、以上3つの話題提供がありました。一見全く異なる分野の取り組みにようですが、実は、私が健康食品素材として利用しているアケビの栽培に協力いただいている由利本荘市の(株)矢島小林工業さんは、県立大の風力発電機の開発にも貢献されていることが分かりました。改めて、異分野が融合することの大切さを実感した次第です。その後の懇親会では、さらに様々な地域企業の方々と交流を深めることが出来ました。


産学官交流プラザ懇親会の様子


 2月4日(火)は、岩手県立水沢高校を訪問し、進学説明会を行いました。1・2年生を中心に約50名の参加がありました。本学部は2014年度に改組され、学校教育課程と地域文化学科の一課程・一学科体制となります。今回は、特に教職志望の参加者が多く、秋田大学で学ぶ利点や他大学との相違点等、多くの質問がありました。時間の制約上、全ての質問にお答えできませんでしたが、8月2日(土)にオープンキャンパスが開催されますので、秋田大学に関心のある高校生の皆さんは、是非、直接ご覧下さい。

 2月5日(水)には、東京で開催された日本食品工業倶楽部が主催する「消費者の健康維持を目的とした食品の機能性表示の最新動向」という主題のセミナーに参加しました。医薬品とは異なり、食品は効果・効能を表示することは出来ませんが、必要な科学的データを集め、消費者庁から特定保健用食品(トクホ)に認定されれば、許可された表現で機能性を表示することができます。

 安倍内閣の新成長戦略の健康・医療分野で、健康寿命を伸ばしたいという国民のニーズと産業発展を両立するために、規制改革が検討されています。その中で、トクホに限定されていた食品の機能性表示を一般健康食品にも拡大することが昨年6月に閣議決定され、現在、法案の詳細が検討されています。セミナーでは、最初に規制改革会議 健康・医療ワーキング座長の翁百合氏(日本総合研究所理事)から政策決定の背景・経緯、次に消費者庁審議官の川口康裕氏から検討されている制度についてご説明いただきました。


食品の機能性表示パネルディスカッション


 続いて、前述2名の方々に日本生活協同組合連合会品質保証本部安全政策推進部・鬼武一夫部長とキューピー(株)品質保証部・財前孝亮本部長が加わり、パネルディスカッションが行われました。私はコーディネーターを担当させていただき、新制度のポイントや消費者視点からの見解、開発するメーカー企業からのご意見など、議論を深めることができました。

 食は私たちの生活の中心を占め、様々なミクロ・マクロな課題があります。食生活の改善や健康食品の活用などのセルフケアでより健康になれば、一人一人の生活の質の向上とともに地域コミュニティーにも良い効果がもたらされ、医療費の削減にもつながります。それらを支援する産業が発展すれば、経済成長にも貢献できます。こうした観点から、今後も微力ながら、様々な社会活動に参加していきたいと思います。

 

環境管理活動展開中!~定期審査編~

2014年01月15日

国際言語文化課程日本・アジア文化選修 内田 昌功


 教育文化学部は、継続的に環境管理活動を行い、ISO14001の認証を取得しています。
 ISO14001の認証を得るためには、展開している環境管理活動について、外部の審査機関による年1回の定期審査、3年に1回の更新審査を受ける必要があります。
 本年度は定期審査の年で、12月17日午後に附属学校園、18日午前に教育文化学部の審査が行われました。審査は文書審査と実地審査からなり、サンプリング方式で行われます。附属学校園の審査では、各副校園長へのヒアリングと小学校及び幼稚園の実地審査が行われました。また学部では、環境負荷の大きいボイラー室から始まり、次いで1号館、4号館、3号館において環境活動の審査や教職員・学生へのインタビューが行われました。


附属学校園でのヒアリング審査


 ボイラー室での実地審査



審査員からインタビューを受ける理科教育の学生


審査終了後、審査員より以下の諸点について「良い点」の評価を受けました。
 ・生活者科学選修におけるすだれの研究と情報発信
 ・理科教育における薬品管理についての指導・教育、学生の環境意識
 ・附属学校園における環境教育・活動
 ・ボイラー室における適切な点検管理
また同時に以下のような提案もありました。
 ・リサイクル活動については、その後の資源化の過程を追跡し、教育に取り入れることで、資源再生
 の必要性をより実感できるようになるのではないか。

 審査は認証取得のために必要というだけでなく、外部の専門の審査員のチェックをとおして環境活動の改善点を見出す貴重な機会でもあり、今回も有用な指摘が得られました。こうした指摘も参考にしながら、年度末には来年度の活動計画を策定していくことになります。
 教育文化学部は今後も継続的に環境改善に取り組んでいきます。

 

<< 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 >>